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【ZONE】解散後も愛され続ける名曲「secret base~君がくれたもの~」

ZONEプロフィール

レーベルソニー・ミュージックレコーズ
所属事務所ランタイムミュージックエンタテイメント
デビュー曲GOOD DAYS
活動期間1997年~2005年 / 2011年~2013年
メンバーTAKAYO、MIZUHO、MAIKO、MIYU、TOMOKA

ZONEは、1997年に北海道札幌市出身のメンバーで結成されたガールズバンドです。
1999年に「believe in love」でインディーズデビューし、2001年に「GOOD DAYS」でメジャーデビュー。

実力派ガールズバンドとして人気を博しましたが、2005年に人気絶頂のさなかで解散。
その後、2011年にMAIKO、MIYU、TOMOKAの3名で復活を果たしましたが、2013年に再度解散し、現在は活動を終了しています。

 

TAKAYO:ボーカル&ギター(初代リーダー)

名前TAKAYO
本名大越 貴代(おおこし たかよ)
パートボーカル、ギター
誕生日1985年6月13日
年齢39歳
活動期間1997年~2003年

 

MIZUHO:ボーカル&ドラム(2代目リーダー)

名前MIZUHO
本名斉藤 瑞穂(さいとう みずほ)
パートボーカル、ドラム
誕生日1986年12月12日
年齢37歳
活動期間1997年~2005年

 

MAIKO:ボーカル&ベース

名前MAIKO
本名栄 舞子(さかえ まいこ)
パートボーカル、ベース
誕生日1986年7月24日
年齢38歳
活動期間1997年~2005年 / 2011年~2013年

 

MIYU:ボーカル&ギター

名前MIYU
本名長瀬 実夕(ながせ みゆ)
パートボーカル、ギター
誕生日1988年5月20日
年齢36歳
活動期間1997年~2005年 / 2011年~2013年

 

TOMOKA:ボーカル&ギター&キーボード

名前TOMOKA
本名西村 朝香(にしむら ともか)
パートボーカル、ギター、キーボード
誕生日1986年9月19日
年齢38歳
活動期間2004年~2005年 / 2011年

 

2つの意味が込められたバンド名の由来

ZONEというバンド名には、2つの意味と願いが込められています。

まず1つ目は、『領域』という意味。
結成当時の平均年齢が12.5歳と若かったメンバーたちの未知なる可能性とパワーを信じ、「領域を超えていけるように」という願いが込められたそうです。

2つ目は、名前がアルファベットの最後の文字である「Z」から始まるということで、「Z」=底辺からのスタートでも、「ONE」=1番を目指していこう、という意味をこめてZONEという名前が付けられたそうです。

思わずなるほど!と言いたくなる、素敵な名前の由来ですよね。

 

結成、解散、再結成、そして解散までのZONEの歩み

人気絶頂期には紅白歌合戦に3年連続で出場するなど、大活躍だったZONE。
2度目の解散を迎えるまでの、計10年の活動はどのようなものだったのでしょうか。

 

意外!ダンスユニットだったインディーズ時代

ガールズバンドとしての印象が強いZONEですが、実は結成当時はバンドではなくボーカル&ダンスユニットだったそうです。

ZONEは、札幌市内のタレント養成スクール「スタジオ・ランタイム」で、1997年に10人前後のユニットとして、結成されました。

その後徐々に人数が絞られ、1999年12月18日にマキシシングル「believe in love」でインディーズデビューするタイミングで、TAKAYO、MIZUHO、MAIKO、MIYUの4名のユニットとなりました。

当時のメンバーの平均年齢は12.5歳。
「超ウルトラチビッコポップグループ」と呼ばれ、札幌ではインディーズシングルの売上がGLAYを上回る程の人気ぶりだったそう!
札幌市内だけとはいえ、GLAYを上回るのはすごいですよね。
当時のZONEの勢いとカリスマ性を感じます。

この頃はボーカル&ダンスユニットだったため、メンバーは楽器の演奏はしていませんでしたが、楽器を持ちながら踊るという珍しいパフォーマンスを行っていました。

 

メジャーデビューと「BANDOL(バンドル)」の誕生

斬新なパフォーマンスで走りだしたZONEは、2001年2月7日に1stシングル「GOOD DAYS」でメジャーデビューを果たします。

この時ZONEはバンドでもなくアイドルでもない、「BANDOL(バンドル)」という新しいジャンルの音楽ユニットとして売り出され、パフォーマンスも楽器を演奏しているフリをしながら踊る、というスタイルに変化していきました。

 

“実力派ガールズバンド” ZONEの始まり

そんなバンドルZONEが、“実力派ガールズバンド”へと転向したのが、3rdシングル「secret base~君がくれたもの~」のリリースでした。

それまで演奏するフリとして使われていた楽器でしたが、3rdシングルの曲調がダンス向きではなかった事から、みんなでしっかり演奏しようとそれぞれ担当の楽器を猛練習したそうです。
以降ZONEのパフォーマンスは、基本的には楽器を演奏しながら時折ダンスを踊るスタイルへと変わり、ガールズバンドとしての存在感を強めていきました。

「secret base~君がくれたもの~」はTVドラマの主題歌にも選ばれ大ヒット。

その後ZONEは紅白歌合戦への3年連続出場や、日本有線大賞最優秀新人賞受賞、日本レコード大賞新人賞受賞、日本ゴールドディスク大賞新人賞受賞など、次々に輝かしい功績を残しました。

 

メンバーの脱退、そして解散

3rdシングル以降もシングル8枚・アルバム2枚がリリースされ、全てが順調に思われたZONEの活動でしたが、2003年の紅白歌合戦を最後にリーダーのTAKAYOが脱退してしまいます。

その後、TAKAYOの後任としてTOMOKAがメンバーに加入。
2代目リーダーをMIZUHOが引継ぎ、2004年から新生ZONEの活動をスタートさせました。

しかし、2005年に2代目リーダーMIZUHOも、高校卒業と大学進学を理由に脱退を希望。
残るメンバーからも3人ではZONEを続けられないという声があがり、2005年4月1日に日本武道館で行われた卒業コンサートを最後に、ZONEは解散しました。

 

10年後の8月また…ZONE再結成

解散後はそれぞれソロ活動をしたり新たにバンドを組んだりと、何かしらの形で音楽活動を続けていたメンバーでしたが、メジャーデビューから10周年を迎えた2011年の8月に、1ヶ月限定のZONE再結成が決まります。

きっかけは2011年に起きた東日本大震災だったそうですが、偶然にもZONE最大のヒット曲である「secret base~君がくれたもの~」で歌われた「10年後の8月 また出会えるのを信じて」という歌詞になぞらえる形での再結成となったのでした。

この時、初期メンバーのTAKAYO、そしてMIZUHOは不参加で、MAIKO、MIYU、TOMOKAの3人での再結成となりました。

 

再びの解散と活動終了

満を持しての再結成を果たしたZONEですが、残念なことにその活動は長くは続きませんでした。

2011年10月31日にTOMOKAが体調不良によりZONEを脱退&芸能界を引退。
また2013年2月13日付でMIYUが所属事務所から契約を解除され、脱退してしまいます。

1人残されたMAIKOが2013年4月7日に「ZONE FINAL EVENT」を行い、このイベントをもってZONEは2度目の解散・活動終了を迎えたのでした。

活動終了に向けては悲しい出来事が続きましたが、最後に1人残ったMAIKOがそのままZONEを空中分解させず、しっかり活動を終えたところに、MAIKOのZONEに対する愛を感じる気がします。

 

ひと夏の思い出と友情を歌った「secret base~君がくれたもの~」

そんなZONEの最大のヒット曲が、2001年8月8日にリリースされた3rdシングル「secret base~君がくれたもの~」です。

「secret base~君がくれたもの~」は、当時絶大な人気を誇ったTBS系ドラマ 『キッズ・ウォー3~ざけんなよ~』の主題歌に起用され、73万枚を超える売り上げを記録した大ヒット曲となりました。

 

情景が目に浮かぶストーリー仕立ての歌詞

「secret base~君がくれたもの~」は、2人の男の子の友情をストーリー仕立てに描いた1曲です。

最高の思い出を…というサビで始まる歌い出しは印象的なだけでなく、「夏」「誰かとの思い出」「別れ」という、この曲のテーマが1フレーズの中に詰まっている、曲の”イントロダクション”にもなっています。

 

そして物語は本編へ。
1番・2番共にAメロ、Bメロ、Cメロで2人の出会いや楽しい思い出が歌われており、2人の過ごした時間、そして仲の良さが見えてきます。

その後Dメロで、明らかになる2人の別れの理由。

転校という自分たちではどうすることも出来ない事情を前に、「忘れないで」とストレートに気持ちを伝える”僕”。
近付いてくる別れに対する、”僕”の悲しさや寂しさが痛いほど伝わってきます。

 

ラストのサビでついに別れを迎えた2人。
でも2人の過ごした時間や思い出が消えることはありません。
そして2人には、「10年後の8月また」という大きな希望が残っています。

この曲は別れの寂しさや悲しさが歌われている曲ですが、聞き終えた後にどこかあたたかい、優しい気持ちになれるのは、大切な人に対するあたたかな気持ちや絆、大きな希望が込められた歌だからではないでしょうか。

 

カバーされ続ける名曲に

そんな「secret base~君がくれたもの~」ですが、記録的な回数にわたり様々なアーティストにカバーされ続けています。

SCANDALやMay.J、Goose houseなど、多くのアーティストがカバーしている他、2011年に放映されたアニメ『あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない』、通称「あの花」のEDテーマとして起用され、ヒロインの声を演じた茅野愛衣、戸松遥、早見沙織の3名がカバーし、曲の人気が再燃しました。

また、その後実写ドラマ化された「あの花」では、ZONEと同じく4人組ガールズバンドであるSilent Sirenがこの曲をカバーしています。

 

ZONEは解散してしまいましたが、「secret base~君がくれたもの~」は、こんなにも沢山のアーティストにカバーされ、長い間にわたり幅広い世代に愛され続ける名曲となりました。

ZONEが10年の活動の中で世に残したものは、とても大きなものだったという事ですね!

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