“lemon”の意味が心に突き刺さる!その深い歌詞/米津玄師

こんにちは!ふるのーと(fullnote)です!(*^^*)

今回は米津玄師さんのlemonに挑戦してみました。

「lemon」は、2018年にリリースされた、米津玄師さんのメジャー通算8枚目のシングルCDの表題曲です。

ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として制作された「lemon」は、2018年・2019年を代表するロングヒットとなりました。

今回は、この「lemon」を取り上げます。

異色ドラマ『アンナチュラル』の主題歌「lemon」

米津玄師さんの「lemon」は、TBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』(2018年)の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

『アンナチュラル』は、「不自然死究明研究所」という架空の研究機関を舞台に、法医解剖医らの活躍を描く異色のドラマでした。

「lemon」は、各話で様々な死を扱い、その裏側にある謎や事件を解明していくドラマに、死んだ恋人を想う歌詞がぴったりとはまる楽曲です。

作詞・作曲は米津玄師さん自身で、何もないところからドラマの脚本を読んで作り上げたといいます。

「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲」を依頼されたものの、米津さん自身は、「“あなたが死んで悲しいです”としか言ってない気がする」との感想を持っているそうです。

米津玄師のプロフィール

名前米津玄師(よねづ けんし)
生年月日1991年3月10日
年齢33歳
血液型O型
出身徳島県徳島市
出身高校徳島県立徳島商業高等学校
所属事務所REISSUE RECORDS
所属レコード会社SME Records

「ハチ」―クリエイター米津玄師

米津玄師さんの活動は、ニコニコ動画などに本人歌唱のオリジナル曲を「ハチ」名義で発表したことから始まりました。

2009年からは、VOCALOIDを使用したオリジナル楽曲の制作を始め、“中毒性のあるロックサウンド”の存在感で世界からも注目されていきます。

2010年、自主製作アルバム『花束と水葬』『OFFICIAL ORANGE』を発表、2011年までに、「結ンデ開イテ羅刹ト骸」など、ミリオン再生を記録するヒット曲を発表しました。

シンガーソングライター米津玄師

本名・米津玄師での活動は2012年からで、5月にインディーズレーベルから発売したアルバム『diorama』は、スマッシュヒットとなりました。

2014年5月には、シングル『サンタマリア』をリリースして、メジャーソロデビューを果たします。

メジャーデビュー後は、自ら「日本人だからこそ、J-POPとして音楽を作りたい」と語っている通り、“大衆性に富んだJ-POP”を制作し、10代から50代の幅広い世代から支持されています。

イラストレーター米津玄師

米津玄師さんは、イラストレーターとしても作品を制作していて、「lemon」のCDジャケットも自身のイラストです。

自身のCDジャケットのほか、アニメーションによるミュージックビデオからCDの購入特典、ライブグッズなどでも、米津さん自身によるイラストが使用されています。

雑誌『ROCKIN’ON JAPAN』で、米津さんが創造した架空のかいじゅうのイラストを描き、その特徴と習性を紹介する「かいじゅうずかん」という連載をしていたことも。

心に刺さる歌詞―“lemon”の意味が深い

「lemon」の歌詞の登場人物は、恋人同士だった「わたし」と「あなた」です。

1番は死んでしまった「あなた」を想う「わたし」の視点、2番は遺された「あなた」を想う「わたし」の視点で詞が書かれているという解釈が、妥当でしょう。

つまり、1番と2番で、「わたし」と「あなた」が入れ替わっているんですね。

そういう意味でも深い歌詞ですが、タイトルにもなっている「レモン」をキーワードに、歌詞の内容を見ていきます。

花言葉から見た「lemon」

まずは、少々変わった視点から「レモン」について解釈していきます。

最初『アンナチュラル』の主題歌として「lemon」というタイトルを知ったのは、まだ歌詞も何も発表されていない時で、正直、違和感がありました。

ドラマの内容とは、どこか乖離しているように感じたからです。

なんとなく、レモンという果物の名前だけが、宙に浮いているような気がしました。

ドラマを観て、「lemon」をきちんと聴いてから、ふと花言葉を調べてみました。

レモンの花言葉はいくつかありましたが、その中に、「心からの思慕」「誠実な愛」という言葉があり、パズルのピースがぴたりとはまったような感覚を覚えました。

『アンナチュラル』では、主人公・三澄ミコトは家族を、同僚である中堂系は恋人を、異常な状況下で亡くしています。

この「喪失」は、各話で取り上げられる「不自然死」とともに、ドラマ全体に通底していました。

レモンは、ドラマや歌詞の中で取り上げられる「大切な人の死」に向き合った時に感じる「心からの思慕」の象徴のように感じられます。

米津玄師の果物観から見た「lemon」

今度は、米津玄師さんの果物観や死生観から導き出される「レモン」の意味について、ご紹介します。

米津玄師さんの曲には、『こころにくだもの』や『あたしはゆうれい』など、果物が印象的に使われている楽曲がいくつかあります。

色鮮やかで見た目が美しい果物は、米津さんには、人間に似ていると思えるそうです。

皮があり、肉があり、種があるという構造自体が、人間の体と共通しているというのが、米津さんの果物観のようです。

数ある果物の中からレモンを選んだ理由については、米津さん自身でも分からないそうで、仮歌の段階から「胸に残り離れない苦いレモンの匂い」というフレーズがあったと語っています。

最初のタイトルは「形見」という意味の「Memento」だったのを、米津さん自身、「鼻につく感じ」がして「絶対違う」と思いながら、歌詞を書いていたのだとか。

その中で「胸に残り離れない苦いレモンの匂い」というフレーズが浮かび、死から遠い、瑞々しいレモンを使うことで、「人の死」を抽象的に表現できたらいいと考えたそうです。

「lemon」と「クランベリーとパンケーキ」

米津玄師さんは、「食べること」は「人間が生きていくこと」と同義だと考えていて、自分の音楽ではそういうものを描いているのだと語っています。

CD「lemon」の2曲目に収録されている「クランベリーとパンケーキ」は、「lemon」とは正反対の「人の生」を描いています。

米津さんには、「人の生」をきちんと描くからこそ、その反対側にある「人の死」が浮き彫りになるという感覚があるそうです。

最初から意図して制作したわけではないそうですが、「lemon」と「クランベリーとパンケーキ」には、米津さんのその感覚が表れているのでしょう。

ふるのーとさんの「ピアノ弾き語りで歌ってみた」

米津玄師さんのlemonのキーはBです。

メジャーキーともマイナーキーとも捉えられる不思議な雰囲気の曲ですね。

楽器me⇒https://gakufu.gakki.me/m/data/OCD2258.html

Cメロの最後はよくわからなかったですね。。

グリッサンドなど不要だと思うので参考にしないでください(笑)

米津玄師さんはここ最近すごい人気ですよね。

パプリカ今度機会があれば挑戦したいと思います。

それでは今日はこの辺で! ふるのーと(fullnote)でした!(*^^*)